医療関係者の方へ

受け入れ基準・各種連携

受け入れ基準・連携の特徴

  • 1

    地域の救急である「サブアキュート」を受け持つ

  • 2

    急性期後のまだ落ち着かない「ポストアキュート」を受け持つ

  • 3

    短期リハビリなど「時々入院、ほとんど在宅」をサポート

受け入れ基準

当院は急性期医療後の多機能病院として、以下のような疾患をお持ちの患者様の受け入れを行っております。術後の療養が必要な患者様や、高齢者の肺炎や心不全などの急性憎悪の患者様、また中長期の治療やリハビリが必要な患者様など、様々な対応が可能です。

ご入院受け入れが可能な疾患・状態

ポストアキュート 1 急性期の治療を終え、引き続き治療が必要な方

  • A) IVH患者
  • B) 頻回な吸痰、気管切開が必要な患者
  • C) 心筋梗塞後、心疾患をお持ちの患者
  • D) 脳血管疾患や脊椎損傷後のリハビリを要する方
  • E) パーキンソン病等の神経変性疾患患者

サブアキュート 2 軽度救急の方

在宅療養後方支援病院として、24時間365日、軽度救急の受け入れを行います。
例:肺炎、脱水、心不全、呼吸不全など

リハビリ 3 短期集中リハ希望や施設へ入居待ちの方

集中的にリハビリを行うことで、在宅生活を可能にします。また、他施設へ入居待ちの方もご利用になれます。

ショートステイ 4 短期の入院をご希望の方

ご家族がご不在の間などに、スポット的に数日間だけでも患者様に入院していただくことが可能です。

ご入院受け入れが不可能な状態

治療を必要としない療養目的の方、人工透析の方で通院が不可能な方、自傷行為や迷惑行為が極度に激しい方、人工呼吸器を必要とされる方、その他。

各種連携

このような患者様に
ご利用いただいております。

患者様 1 ポストアキュート

急性期経過後、引き続き入院治療を必要とされる方。

患者様 2 サブアキュート

重装備な急性期入院医療までは必要ないが、在宅や介護施設などにおいて症状が急性増悪された方。

病病連携について

当院では急性期後の医療を受け持つべく、「地域包括ケア病棟」を設置し、ポストアキュートを担う回復期病院として、急性期病院との連携を強めています。

病診連携について

当院は「在宅療養後方支援病院」として、診療所が在宅医療を担当している患者様に対し、必要があれば後方ベッドとして入院を受け持ち、状態が安定したら診療所に再びお返しするといったサブアキュート機能を強化し、地域の診療所と連携するスタイルで在宅医療に取り組んでいます。

在宅療養後方支援病院とは?

24時間、365日の救急受け入れを行います。特に契約者に対しては受け入れを義務付けられています。

緊急診療・緊急入院

入院希望者※が肺炎・熱発などの急性増悪時された時、24時間365日受け入れます。

在宅医療機関との連携

診療所と診療情報を交換し、協働で在宅医療にあたります。

地域包括ケア病棟の条件になっています。

※入院希望者とは:緊急時に当院への入院をあらかじめ届け出している患者様です。

在宅療養後方支援病院登録のメリット

在宅医療を支えるため、在宅療養中の患者様の緊急時には24時間365日迅速に対応し、必要に応じて入院受入れを行います。

一般入院と登録済みの違い

  • 一般入院

    • 在宅療養中、具合が悪くなった時

    • 受け入れできる病院を探す

    • 病院事情により受け入れ不可の可能性

    • 受け入れてもらえるか不安、時間もかかる

  • 登録済み

    • 在宅療養中、具合が悪くなった時

    • 軽度救急の場合、登録先の病院に直行 (搬送先は任意に選べます)

    • 事前病歴・服薬情報があり最適かつ迅速に対応

    • 登録患者から優先して入院できるので安心

  • ※医療改革により今後肺炎・脱水など軽度救急の場合、急性期病院の入院受け入れが厳しくなります。
  • ※患者様の個人情報並びに業務上の秘密事項を第三者に開示又は漏洩はいたしません。
在宅療養後方支援病院登録のご案内

連携例

病態により様々なケースに対応できます。地域連携室のソーシャルワーカーとご相談ください。

  • 1:経管栄養など退院後も継続医療が必要な方は、療養できる「医療強化型介護施設」である『メディカルケア南ヶ丘(100室)』へご入居いただけます。
  • 2:訪問看護・訪問リハビリサービスでは、「時々入院。ほとんど在宅」をサポートいたします。
  • 3:周辺施設ともネットワークがございますので、地域連携室が患者様に合わせた在宅医療をコーディネートいたします。

緊急依頼や転院のご相談は、
地域連携室へご連絡ください。

TEL:092-595-0595 (代表)

FAX:092-595-0597 (地域連携室直通)

医療データ連携の重要性

当院では、ICT健康管理システム「安診ネット」、それと連動した「電子カルテ」を用いて多職種で患者データを共有をしております。更に筑紫エリアに安心の「地域包括ケアシステム」を構築するために、当院内に留まらず、患者情報をICTを用いて院外の地域の診療所・薬局・ケアマネなど多業種で共有し、地域全体で患者様のサポートに貢献していきます。

お客様本位の先進的な高齢者医療